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株式会社 日立ソリューションズ西日本

コーヒー焙煎と業務用食品の小売および卸売 極東ファディ株式会社様。テンプレート方式で開発した業務アプリをクラウド上で利用。販売管理・生産管理システム『Hi-PerBT KIT3』で開発期間と工数を削減。

「コーヒーは、フルーツである。当社が販売するコーヒーは、すべて焙煎から2週間以内のもの」
ビジネスを支えている業務システムの一つ、販売管理システム
サーバの老朽化、レスポンスの悪化、システムサポート終了がせまり
現行システムで発生している諸問題の解決、取った対策は・・・

極東ファディ株式会社様ご紹介

九州北部と山口県でコーヒーの焙煎・卸・小売に携わる極東ファディの最大の強みは「品質が高く、鮮度のよいコーヒーにこだわる姿勢」。そのビジネスを支える販売管理システムを再構築するに当たって、同社は販売管理・生産管理テンプレート『Hi-PerBT KIT3』とプライベートクラウドの組み合わせを選択しました。予定通りの工期で業務システム開発とシステム移行作業を完了させ、管理工数を増やすことなく安定したシステム稼働を実現しました。

今回、『Hi-PerBT KIT3』を採用・導入された経緯および効果について業務推進部 業務改革推進室 室長 豊嶋氏にお話をうかがいました。


業務推進部 業務改革推進室
室長 豊嶋 護氏

お客さま プロフィール

設立 1957年7月1日
資本金 8,000万円
所在地 福岡県北九州市小倉北区浅野3-6-6
主な事業 コーヒー焙煎卸売・小売、業務用食品の卸売・小売、酒類卸売・小売
URL

2017年4月現在

導入のきっかけ

レスポンスの悪化、システム運用管理など現行システムで発生している諸問題を解決したい…

「コーヒーは、フルーツである」 1953年創業の極東ファディは、このようなコンセプトを掲げて九州北部と山口県でコーヒーの焙煎・卸・小売を手掛けている企業です。「当社が販売するコーヒーは、すべて焙煎から2週間以内のものです」と胸を張るのは、同社で業務改革推進室長を務める豊嶋護氏。この道40年を超すマイスターがロースターの前に立って焙煎の具合をコントロールすることによって、季節・産地・銘柄にマッチした最高の香りと味わいを引き出しています。

そうした極東ファディのビジネスを支えている業務システムの一つに、販売管理システムがあります。「国産ERP(統合基幹業務システム)に当社向けのカスタマイズを加えた上で、仕入れ、受発注、販売、棚卸しなどに使っていました」と、豊嶋氏は語ります。ただ、導入・稼働からかなりの年月がたっていたこともあり、解決を要する問題も山積していました。
「本社にサーバを集めて遠隔地のクライアントから利用するシステム形態になっていましたので、データセンターのある小倉が台風などで停電してしまうと、遠くの支店や営業所でもシステムが使えなくなってしまうという問題がありました。また、データ量の増加に伴ってレスポンスが悪化したり、デッドロック(リソースを奪い合って身動きが取れない状態)が発生して我々が手作業で介入しなければならなかったりと、システム運用管理面の問題もしばしば発生していました。さらに、カスタマイズを加えた部分が多かったため、ERPパッケージをバージョンアップするのにも多額の費用が必要でした」(豊嶋氏)

導入の決め手

クラウドで災害時の可用性を確保、第3の開発方式で開発期間を短縮

このような問題が明らかになっていた2010年春、極東ファディは販売管理システムを再構築する方針を固めました。2回の再リースを経たサーバはすでに老朽化しており、長年使い続けてきた販売管理ERPにもサポート終了の時期が迫っていたのです。
「ただ、解決すべき問題が極めて多く、ERPのバージョンアップに合わせてカスタマイズ箇所も作り直すと費用が膨大になってしまうという難題もありました」と、豊嶋氏。そこで、既存のERPをバージョンアップして新サーバに乗せ換えるのではなく、ハードウエアと業務システムの両方を含めたソリューションを新たに導入することにしました。

極東ファディがシステムインテグレーターやITベンダーに提示した主な要件は、

  • 現行システムで発生している諸問題の解決
  • 業務そのものの効率化
  • レスポンスタイム短縮

の3点でした。外部データセンターやクラウドを利用することも、「台風などの自然災害にも耐えられる冗長性が得られる」「システム障害が発生した時に社内で問題の切り分ける必要がない」「ハードウエアの保守期間を気にしなくてよい」などの理由から歓迎するとの意向を伝えました。
数社のシステムインテグレーターとITベンダーから寄せられた提案を審査した同社は、販売管理・生産管理テンプレート『Hi-PerBT KIT3』とプライベートクラウドを組み合わせた日立の提案を採用することに決定。「スクラッチ開発でもパッケージ利用でもないテンプレート方式のアプリケーション開発」「稼働基盤としてクラウドを全面活用」などが評価ポイントでした(豊嶋氏)

2011年の8月の本稼働を目標に、2010年9月に開発プロジェクトをスタートさせました。

この『Hi-PerBT KIT3』は、既成のソフトウエア部品群を組み合わせてオリジナルの業務アプリケーションを開発する方式になっているのが特長です。ERPパッケージをカスタマイズする場合と違ってバージョンアップ時に余分な費用が発生することはなく、スクラッチ開発に比べて短期間・低コストで業務アプリケーションができあがりました(豊嶋氏)

導入の効果

開発も移行も予定通りに完了、クラウド上で安定して稼働中

新しい方式で開発された極東ファディの販売管理システムは、予定した通りの工期で完成しました。2011年8月、外部データセンター内の専用エリアに設けたプライベートクラウドで本稼働を開始。業務システム開発に付き物の工期延長がなかったのは、一つには『Hi-PerBT KIT3』を利用して開発期間と工数を減らすことができたためです。また、豊嶋氏は「『何でもできます』ではなく、実現可否を見極め、できる範囲、できない範囲をはっきり言っていただけたことが、結果的にプロジェクトをスケジュール通りに進めるのに役立ちました」と評価しています。
システムの移行作業も、スムーズに進みました。「以前のシステム更改では旧システムから新システムへの切り替えにかなり長い期間を要したのですが、この販売管理システムは、土日の休みを利用して1回で切り替えることができました」(豊嶋氏)

それ以来システムが停止したことは一度もなく、システム監視とシステム障害対応に費やす工数も従来に比べて大幅に減らすことができました。 また、電子データ交換(EDI)を新たに採用することにより、発注業務の効率も飛躍的に高まりました。従来は発注伝票をプリントしてからFaxで送信していたので、すべてを送り終えるまでに時間がかかり、エコロジーの観点からも好ましい状態ではなかったのです。一方、新しい販売管理システムはインターネット経由で直接データを送信する仕組みです。「毎日大量の発注をしていますから、効果もそれだけ大きくなっています」(豊嶋氏)

一方、主な定性的効果としてはシステムの信頼性が高まったことが挙げられます。もはやデッドロックが発生することはありませんし、軽微なシステム障害もほとんどありません。「おそらく、我々に見えないところでシステムを監視し、事前に手を打っていただいているのでしょうが、とにかくシステムは安定して稼働するようになりました」(豊嶋氏)

今後の構想

新・販売管理システムと他業務システムとの連携

今、極東ファディは新・販売管理システムを同社の基幹系システムに位置づけ、他の業務システムとの連携を精力的に進めています。

すでに完了しているのは、小売店で発生したデータを集めるPOSシステムからのつなぎ込みです。今後は、得意先がWeb画面から直接発注できるようにするWeb EDIシステムと新・販売管理システムをダイレクトに連結させる予定です。オンラインショップ用の電子商取引(EC)システムとのデータ連携も充実させていく計画になっています。

このように販売に関する全データを一カ所に統合しようとしているのは、集まったデータの分析結果から経営・実務に役立つ「有用な知」を掘り出すのが狙いです。「分析のためのソリューションはすでに用意してありますので、データさえそろえばすぐに活用できるはず」と豊嶋氏は見ています。

また、以前から運営してきた会員カードの仕組みについても、「スマートフォン用のアプリをお客さまに提供することで、従来のダイレクトメールより大きな効果を低コストで得られるようにしたい」と豊嶋氏は考えています。スマートフォンやオムニチャネルの時代にマッチしたマーケティングシステムへと発展させていく予定です。

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Hi-PerBT KIT3には、販売管理をスムーズ化した事例、発注業務の効率が飛躍的に向上した事例、業務の平準化に成功した事例、リアルタイムな情報管理、締処理作業の大幅な日程短縮を実現した事例など、多数の事例がございます。その事例をPDFでダウンロードできますので、お気軽にお申し込みください。

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