2017年2月3日
株式会社日立ソリューションズ西日本
株式会社日立公共システム
自治体人事評価業務の効率化を支援する
「ADWORLD 人事評価システム」を、福岡県築上町に導入
〜職員のモチベーションアップおよび組織全体の活性化を推進〜
株式会社日立ソリューションズ西日本(取締役社長:秋山 和三)は、このたび、株式会社日立公共システム(取締役社長:栗原 勘仁)が提供する「ADWORLD(アドワールド) 人事評価システム」を、福岡県築上町(以下、築上町)に導入しました。
2014年5月に改正された地方公務員法(*1)では、全国の地方公共団体に対し、2016年度から人事評価制度を導入することを義務付けています。現在、既に約89%(*2)の自治体が制度を導入していますが、Microsoft Excelや紙による評価票を活用した手作業による運用を行っている自治体が多く、本来業務以外に膨大な事務作業が発生し、人事担当者の負担となっています。また、事務処理に時間を要するため、本来の目的である分析・評価に十分な時間を割けないといった状況も見受けられています。
築上町では、2015年度より、職員のモチベーションアップおよび組織の活性化につながる、本格的な人事評価制度の構築に取り組んできました。今回、人事担当者の作業負荷を抑え、人事評価制度を効率的に運用するため、築上町は、制度の運用開始と同時にシステム化にも取り組み、「ADWORLD 人事評価システム」を導入しました。
築上町の人事評価制度では、役職ごとに異なる評価項目を設けた、複数の評価票を使用しています。「ADWORLD 人事評価システム」はこうした運用に対応しており、評価票の作成・評価項目のメンテナンスを容易に行えます。また、各職員が自身のパソコンから目標や評価結果を入力できるため、評価票の配布・回収といった作業は不要です。さらに、特に手間がかかるデータの集計・分析もスムーズかつ正確に行うことができます。
本システムの活用により、築上町においては、適正な人員配置や昇給・昇格への反映、能力に応じた研修計画をたてることが可能となり、町がめざす職員のモチベーションアップや組織の効率化につながる人事評価制度実現へ向けて取り組んでいます。
また、本システムを、既に導入済みの「ADWORLD 人事給与システム」と連携させることにより、評価結果データの二重登録といった手間も削減できます。
築上町では、今後データの蓄積・分析を推進し、分析結果に基づき、計画的な人材育成を進めることで、人事評価の信頼性を高め、組織全体のさらなる活性化をめざしていきます。