Cross Talk クロストーク
自分らしい、多様なワークスタイルが
実現できる日立ソリューションズ西日本。
子育てとキャリアを両立させる、
さまざまな社員の対談をご紹介します。
自分らしい、多様なワークスタイルが
実現できる日立ソリューションズ西日本。
子育てとキャリアを両立させる、
さまざまな社員の対談をご紹介します。
01
Cross Talk
K 共通パッケージソリューション部/2012年入社
広島県出身。入社1年目から人事給与パッケージ製品のフロントSE業務を担当する。入社7年目に結婚を経て、第一子、第二子ともに産休・育休制度を利用して仕事に復帰。現在は、新クラウドサービスのシステム開発プロジェクトに参画し、充実したキャリアを重ねている。
M 共通パッケージソリューション部/2005年入社
静岡県出身。入社当時は京浜ソリューション部に配属となり東京勤務。その後、現部署へと異動になり、2015年から広島で勤務する。2024年から新クラウドサービスのシステム開発プロジェクト担当になり、育休から復帰したKさんの上司としてメンバーをまとめている。
Theme 01
女性エンジニアの心境
M
入社した当時は、結婚や出産についてどんなイメージを持っていましたか?
K
学生時代からIT業界に対してすごく忙しいイメージがあったので、正直、女性エンジニアが育児をしながらキャリアを重ねていくイメージがあまりありませんでした。結婚や子育てのタイミングを迎えたときは転職をするのかなと漠然と思っていました。でも当社は、ライフステージが変わっても非常に働きやすい環境だと感じています。
M
特にどのような点で働きやすい環境だと感じますか?
K
産休・育休を経て復帰する女性社員も多いですし、子育て世代へのサポートも手厚いです。なにより産休や育休から復帰する先輩たちを見てきたので、私自身も不安なく産休に入ることができました。Mさんとしてはプロジェクトメンバーが産休・育休で抜けることになりますが、その辺りはどのように対応されていましたか?
M
産休に入るメンバーが「申し訳ない」という気持ちにならないように、しっかりと「抜けても大丈夫だよ」と伝えることを意識していました。残るメンバーに対しても、人が少なくなることで不安を感じないように、配置換えであったり、人員の補充だったり、チームとしてしっかり機能するように心がけましたね。
K
休む側としても「気にしなくていいよ」という雰囲気は凄く感じていたので、上司の方の細やかなケアのおかげだなと改めて思います。
M
Kさんは産休前はお客さまと接する機会の多いフロントSEの業務を担当していたので、全国各地への出張も多かったですよね。
K
そうなんですよ。一人目の産休前はつわりで乗り物酔いもひどくて…上長に相談すると、極力出張を減らすよう調整してくれ、コロナ禍の前でしたが、リモートワークも取り入れてくれました。妊婦健診などで病院に行く日は家で仕事ができ、とても助かりました。
M
確かに、当社はリモートワークも導入するのが早かったですね。育休からの復帰に向けては、どのように考えていましたか?
K
復職が近づいてきたタイミングで、上長と「今後どのような働き方をしたいか」を相談する機会を設けていただきました。やはり出張が多いポジションよりは、在宅で対応できる業務の方が子育てとも両立しやすいので、そういった認識合わせを事前にできたのは良かったですね。おかげで復職に向けて心の準備もしっかりできました。
M
そういった経緯を経て、お二人目の育休明けに私が所属する開発のチームに異動になったんですね。
K
そうですね。私から希望を出し、部署異動になりました。
Theme 02
復職後のワークスタイル
M
復職後は、「時短勤務」を選択する方も多いですが、Kさんは、所定労働時間を減らす方向ではなく、決められた業務を自分の裁量で好きな時間にこなしていく「裁量勤務」を選んだんですよね。
K
そうです。今は基本リモートワークで出社は週1日程度なので、通勤時間をカットできる分、うまく業務をコントロールできそうだな、と。本来の始業時間より早めに仕事に取り掛かることで、業務を早めに切り上げて保育園に迎えに行くこともでき、時間を上手に活用できています。
M
それはいいですね。私からすれば、「裁量勤務」での復職の話を聞いた時は、嬉しさと共に大きな戦力が戻ってくれたと期待が膨らみましたよ。
K
どの辺りを戦力だと感じていただけたんですか?
M
今取り掛かっているプロジェクトは、KさんがフロントSEとして関わっていた人事給与システムのクラウド版を開発するプロジェクトなので、わかりやすく言うと年末調整や所得税計算といった法律に関わるところに精通しているプロジェクトメンバーが必要でした。
その点、Kさんは経験も知識もあるので、仕様や、考え方が合っているのかを相談できるのはとても助かっています。
K
なるほど、これからも頑張ります!子どもができても、新しいキャリアに挑戦できるというのはワクワクします。
M
それも子育てとの両立支援が手厚いのが大きいですよね。復職後の働き方を選べるのもそうですし、他にもこれはオススメ!という福利厚生はありますか?
K
カフェテリアプラン(社員が自分に合った福利厚生メニューを選択できる制度)では、育児に対して使えるものが多く、有給休暇が年間24日あるのも助かります。有休以外にも、看護休暇・リフレッシュ休暇・ライフサポート休暇といった「給与が発生する休み」も豊富ですよね。そう考えると休みが多いですね!
M
あとは、1日の最低勤務時間の縛りがなくなったので、お子さんの急な体調不良や、ちょっとした学校行事にも、有給休暇の半休を使わずに、「中抜け」できるようになったのは魅力ですよね。有休って、もしものときのために残日数を取っておきたくなるものなので、子育てと両立する方には働きやすい仕組みだなと思います。
K
私もそう思います。それに、急用で抜けなくてはいけないときに、チームの人たちから「行っておいで」と背中を押していただけるのもありがたいです。
M
お子さんが保育園に慣れるまでは、急な休みや早上がりは起こりうることなので、メンバーとしっかり認識合わせをしています。大事なのは、「不公平感」を感じさせないことで、子育てに限らず、さまざまな働き方をしているメンバーがいる中で、それぞれが不公平感を抱くことがないように意識しています。
K
仕事と家庭の両立は、働く人の永遠のテーマだと思うので、当社のような環境でキャリアを築けるのは、とてもありがたいなと思います。
02
Cross Talk
H 調達部/2011年入社
広島県出身。地元で働けるIT企業を志望して当社に入社。所属する調達部は、製品等を開発・販売するために必要なリソース(情報機器・ソフトウェア・開発要員である派遣社員等)を調達する部署で、入社後は調達関連システムの導入、情報機器・ソフトアウェア等の発注、契約締結業務を経験し、現在はソフトウェア開発における要員(作業)の発注、契約締結業務や調達企画業務に携わる。
M 人事部/2011年入社
広島県出身。以前はメーカーで人事総務系の仕事に従事。東京勤務だったため、地元に戻りたいと考え当社に転職した。体を動かすことが好きで、こどもと公園に出かけたり、仲間内でフットサルをしたりとアクティブに休日を過ごしている。Hさんとは年齢も近く、デスクがあるフロアも同じ。会社の「人員」を管理する立場として、お互いに業務でも関わることも多く、同じ猫好きとして意気投合することも。
Theme 01
社内で2番目の男性育休
M
早速ですが育休を取得したのは2017年に第二子が誕生したタイミングですか?
H
そうです。一人目が生まれたのは2014年で、当時は正直、育休を取るという考えもなくて、どうにかなるかなと思っていたんです。
M
私も子どもが二人いるのですが、恥ずかしながら育休を取得することに考えが及ばず、妻や妻の両親に頼りっきりでした。
H
私の場合、妻の出産後の入院期間中に、一人目の面倒を誰が見るの?となったときに、自分しかいない状況もあって。それなら育休を取得しようと思ったんです。
M
ただ、当時はまだあまり浸透しているとは言えない制度だったので、実際に取得するとなると不安に感じる面もありましたか?
H
当時は男性が育休を取得することが一般的ではなくて、周囲の反応だったり、職場の理解が得られるか不安でしたね。他のメンバーに業務を引き継ぐことに対する申し訳なさもありました。
M
会社としては「働き方改革」に力を入れていく時期でもあったので、性別に関係なく育休の取得を推進し始めたところではありましたね。
H
私が社内で2番目に育休取得をした男性社員だったんですよね?
M
そうです。Hさんをはじめ、先駆者の人たちが新しい働き方を示してくれたおかげで、2023年度は、短期間の育休も含めて男性社員の育休取得率は8割以上で、1ヶ月以上取得している社員もいます。
H
育休を取得するまでは色々と不安もありましたが、周囲から不満の声も聞こえず、むしろ上司からは後押ししていただいて、本当に環境の良さを実感しました。
日立グループ全体が先進的な考え方でもあるので、周りの知人たちも「男性で育休が本当に取れるんだ!」とすごく驚いていましたね。
M
当時は周りから「男性で育休が取れるの?」という反応が多かった時代ですよね!実際、育休を取ってみてどうでしたか?私は育休を取らなかったことを今となっては後悔しているのですが。
H
やっぱり大変でしたね。初めて自分だけで育児をするとなると戸惑いや苦労も多かったですし。ですが、子どもの成長を間近で見守ることが出来る喜びは何にも代えがたいものでした。そして何よりも妻の大変さが身にしみて分かりました。
M
乳幼児期の育児は、もう二度と体験できないことですからね。私は中学生と小学生の子どもがいますが、子どもの乳幼児期に積極的に育児に参加できなかったこともあって、改めてすごく貴重な時間だと考えさせられました。
Theme 02
「働きやすさ」とは
M
職場に復帰してから子育てと仕事の両立はどうでしたか?
H
復帰した当時はまだコロナ前でしたが、社内でもリモートワークを推進しようという動きがあり、必要な時にはその制度を利用することができていました。それに私は通勤に1時間くらいかかっていたので、リモートワークができるようになってからは両立も楽になりました。
M
今では子育てに関係なく、全員が利用可能な「時短勤務」や、コアタイムのない「フレックスタイム勤務」など、在宅・リモートワークも一般的になってきたので、休みを使わなくても家事との両立はしやすいかもしれないですね。
H
うちの場合、妻はリモートワークができない仕事なので、平日の授業参観日などで妻が行けないときは私が参加したり、学校の行事にもより参加しやすくなりました。
M
現在は、経済的なサポートも充実していて、受給には諸条件がありますが、育児と仕事の両立をサポートする「育児・両立支援金」という制度もあるんですよ。
H
子育て世代から好評な制度ですよね!
M
共働き、またはひとり親で小学校3年生までの子を育てている社員に「子育てしながら働くために要した費用」を一定額まで補助する制度で、延長保育料やベビーシッター費用などが補助対象となり、非常に手厚いですよね。
H
IT業界で、ここまで社員の働きやすさを考慮した制度が充実しているのも珍しい気がします。やはり日立グループという部分も大きいんですかね?
M
日立グループという部分も確かにありますね。育休取得に関しては、会社側のメリットもあると考えています。社員が育休でプロジェクトから一時的に抜ける場合、抜けた後もスムーズに業務が回るよう事前準備が必要ですよね。そのために、どの人財が、なんの仕事をしていて、どういう能力を持っているか等の洗い出しを行います。昨今は育休だけではなく、介護休暇を取得する社員も多くいるので、定期的に洗い出しをすることにより、円滑にローテーションが進み、結果的に組織としても強くなっていくことができるんです。
H
そういう側面もあるんですね。会社側にもメリットがあると聞くとより安心しますね。私が小さい頃は、父親の働いている姿は見たことがなくて、家にいないことが当たり前だったので、自分の子どもたちとは同じ時間を共有することが大事かなと感じています。
M
本当にそうですよね。ちなみに、在宅で仕事していると、家族から驚かれることがないですか?私は人事なので、社員と連絡を取り合うことが多くて、いつも楽しそうに電話しているらしく、「本当に仕事しているの?」と妻から言われたことがあります。
H
確かに。普段、家族といるときと雰囲気が違うね、なんて言われたり。それでも、自分の働いている姿を家族に見せられるのは良いことかなと思います。
M
それも働き方が選べる環境だからこそできることですね。
H
育休、リモートワーク、時短勤務など、今はたくさんの働き方が選べますが、自身の権利を一方的に主張して職場の雰囲気を壊してしまったら意味がないので、上司や同僚とコミュニケーションを密接に取ることが重要だと思います。会社と本人の双方が歩み寄れる環境づくりこそが、真の働きやすさにつながるのかなと思います。