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JNC株式会社様 高いユーザビリティによってスムーズな導入を
実現し、業務効率を大幅に改善!
Hi-PerBT ウェブ申請(現Hi-PerBT ワークフロー)

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JNC株式会社は、チッソ株式会社の100%事業子会社です。
  • Hi-PerBT ウェブ申請はHi-PerBT ワークフローに変わりました


スピーディな意思決定と内部統制の見直しのために
Hi-PerBT ウェブ申請を導入された事例を紹介します。

JNC株式会社様ご紹介

  • 1906年の創立以来、世界初の変成硫安の工業化に始まり、合成硝酸、合成酢酸、塩化ビニル樹脂を相次いで生産開始するなど、1世紀にわたり我が国の化学工業をリードしてこられました。
    現在では、液晶材料やES繊維など、独自の優れた技術で社会の進歩に貢献。つねに一歩先をゆく技術と製品の創造に取り組み続けるトレンドメーカーとして、さらなる未来に挑戦されています。

抱えていたのは、こんな課題

各事業拠点において独自に行う各種の申請処理をスピーディに行いたい!

JNC株式会社様は、日本全国に広がる事業拠点で事業を展開されており、人事関連、経費処理関連の業務においては、ワークフローも含めてオーダーメイド型の情報システムを全社レベルで導入されていました。
しかし、各事業所単独で管理する業務については電子化されていない部分も多く、課題を抱えていました。具体的には、水俣本部では製造所への来客者申請をはじめ、設備導入のための予算決定書や事務用品などの購買業務に関する申請であり、これらについては、紙ベースで回覧しファイル保管している状態だったため、さまざまな問題が生じていました。

「例えば、稟議の回覧ルートが15段階に及ぶことがあり、協議者や決定者が出張などで不在の場合には、回覧が滞ることもありました。また、水俣本部は、敷地が広大なため、製造所内であっても稟議書を次部門へ回すためには、1日に2便ある社内便回収のタイミングを逃すと、処理が翌日に遅れてしまうということも、しばしば起こっていました。」(溝辺氏)
こうした状態で回覧しているうちに、書類が紛失してしまうという事態も生じたことで、危機感はさらに募っていったといいます。


JNC株式会社
水俣製造所 管理部 主任
溝辺 雅博 様

JNC株式会社
システム部 次席
福井 博文 様

1つの稟議の完了までに、1〜2週間かかってしまうこともあり、スピーディな意思決定ができなくなっていたこと、さらに紛失リスクなど内部統制の点でも、同製造所には早急な改善が求められていたのです。

こうして課題を解決

80種類もの帳票類をわずか2ヶ月で作成。
高いユーザビリティで無駄なコストをかけずスピーディに導入を実現!

数々の課題を解決するために、ワークフローシステム導入の検討をスタート。最終的には、グループ会社全てをカバーする全社レベルの導入をめざしていましたが、その前に、まず使い勝手や拡張性などを検証すべく、水俣本部のみの導入を前提として、5社にのぼるベンダーのワークフローシステムを検討されました。選定のポイントは、できる限り低コストで導入するために無駄な機能がないこと、そして、ユーザー部門が使いやすいシステムであることでした。

「当社の場合、人事や経費関連のシステムはすでに導入されており、この部分の機能は必要ありませんでした。そうした観点で検討したところ、Hi-PerBT ウェブ申請は、私たちの欲しい機能だけが装備されているとともに、現状で使用しているシステムでは実現できない部分が補完されており、また、コスト的にも非常にリーズナブルでした」(福井氏)
「重要なポイントであった、現場のユーザーが使いやすいという点でも、Hi-PerBT ウェブ申請は、直感的な操作方法で操作でき、必要な機能が充実していたので、これならいけると感じました」(溝辺氏)


JNC株式会社
システム部
西田 和正 様

コストメリットとユーザビリティにおいて圧倒的に他社を凌駕していた点が決め手となり、2008年1月、Hi-PerBT ウェブ申請が採用されました。

こうして同社は、2008年4月1日のカットオーバーをめざしてプロジェクトをスタートされましたが、ここで大きなハードルとなったのが、短期間で延べ80種類に及ぶ帳票類の作り込みを行うというものでした。しかし、同社はこの非常に困難な帳票作成作業を予定通りに完了し、無事カットオーバーを迎えたのです。それが実現できたのも、Hi-PerBT ウェブ申請のユーザビリティの高さがあったからだといいます。
「必要な帳票類の作成は、すべてそれぞれの部門の担当者に任せることができました。しかも、誰もが簡単に作成できたことが非常に大きかったですね。だからこそ、実質2ヵ月という短期間で導入できたのだと思います」(溝辺氏)

そして、成功実現!

グループ全社員2,900名のみならず協力会社も含めた4,000名が使用できる
大規模ワークフローが順調に稼動!

無事カットオーバーを迎え、順調に稼動を始めると、すぐにその成果は表れたと言います。「これまで数日かかっていた申請処理が、最短でその日のうちに完了するなど、大幅なスピードアップが実現しました」(溝辺氏)
さらに同社では、この水俣本部での成功を受け、全事業所への適用を決定。しかし、グループ全体の導入にあたっては、例えば、人事システムとのデータ連携における機能開発など、いくつかの課題がありました。こうした開発作業があったにもかかわらず、非常にスムーズな導入を実現できたのは、日立ソリューションズ西日本のサポート体制があったからだといいます。

「どんな問題点でも、日立ソリューションズ西日本の担当に相談すると、レスポンスが非常に早く、いつでも親身に対応してくれました。また、問題点を解決するのはもちろん、より良い改善策をもアドバイスしてくれたことが、スムーズに開発できた要因であったと思います」(西田氏)

「グループ全体となると、海外の拠点もカバーする必要がありましたが、これにおいては海外から国内のサーバーへRAS接続した場合でも使用できるように開発しました。この設定についてもユーザーサポートからアドバイスいただけました」(福井氏)

こうした開発を経て、2009年10月には、グループ全社員2,900名のみならず、同社の協力会社様等も含めた、4,000名が使用できる環境が整備されました。これにより、様々な申請業務の電子化を実現。また、国内だけでなく海外からのアクセスも可能となり、グローバル競争にも負けない、大幅に短縮されたスピーディな意思決定を行える環境が整いました。

「今後は、Web申請の機能向上に合わせて、未着手である紙ベースの申請処理業務を効率良く電子化していきたいと考えています」(溝辺氏)

将来的には、部門や事業所毎に申請ルール自体を見直し、ワークフローを自律的に改善して運用できる体制の構築をめざしているという同社。グループ全体がつねにスピーディな意思決定や生産性向上を果たしていける風土づくりを実現できるよう支援するのが、Hi-PerBT ウェブ申請の卓越した機能であり、日立ソリューションズ西日本のサポート体制であるといえるでしょう。