ページの本文へ

Hitachi

株式会社 日立ソリューションズ西日本

産業用機器および周辺機器の製造、販売の東洋機械金属株式会社様。PDMシステムの刷新により設計業務の効率化を実現。『Hi-PerBT Advanced 図面管理/BOM』を採用し、柔軟なカスタマイズ性で使い勝手の向上にも寄与。

データ量増大、システム老朽化によるパフォーマンス低下を解消したい。
複雑な業務フロー、機能要求に対応できるよう、柔軟なカスタマイズ性を備えたシステムを導入したい。
老朽化したPDM(Product Data Management:製品情報管理)システムの刷新と設計業務効率化などを目的として、取った対策は・・・

東洋機械金属株式会社様ご紹介

東洋機械金属株式会社様の写真

プラスチック射出成形機やダイカストマシンなどの産業用機器および周辺機器の製造、販売を手がける東洋機械金属株式会社(以下、東洋機械金属)。同社は、老朽化したPDM(Productt Data Management:製品情報管理)システムの刷新と設計業務効率化などを目的に、新たなPDMシステムを導入しました。

今回、『Hi-PerBT Advanced 図面管理/BOM』を採用・導入された経緯および効果について設計本部のかたがたにお話をうかがいました。

お客さま プロフィール

創業 1925年5月16日
資本金 25億円
所在地 兵庫県明石市二見町福里523-1
主な事業 プラスチック射出成形機・関連商品 、ダイカストマシンおよび周辺自動機・関連商品
URL

2016年3月現在

導入のきっかけ

システム老朽化やデータ量増大によるパフォーマンス低下に対応するために

「システム導入のきっかけは、2014年4月のWindows XPサポート終了です。従来のシステムはXP上でしか動作しなかったため、クライアントPCの入れ替えにともない、PDMシステムも刷新しなければならないと考えていました」(岸本氏)

「従来のシステムは、導入してから約7年が経過し、パフォーマンス的にも問題がありました。データ量が増大し、システムのレスポンスが悪く設計業務に支障を来していたのです。また、データベースにアクセスできるライセンス数も限られていたため、処理が集中する時間帯にシステムが使えないという苦情がありました。ですから、刷新後はライセンス無制限で使えるシステムを希望していました」(高橋氏)


設計本部 IT推進部
部長 岸本 健氏

「設計を行うユーザー側としては、レスポンスが悪くて、お客様向けに製造する機械の設計を手配するたびに待たされる感じでした。設計に関して必要な書類の検索性も悪く、仕様書や、図面以外のドキュメントも一元管理し、効率よく活用できるシステムが必要でした」(寺田氏)

「システムを使っている間に、問い合わせや調べ物をすると、システムが止まってしまって別の操作が何もできなくなってしまうことがありました。そのため、問い合わせ等への対応にも時間がかかっていました」(林氏)


設計本部 プラスター第1設計部
主任技師 寺田 貴明氏

導入の決め手

レスポンスが早く、ライセンス無制限で使えるシステム、そして柔軟なカスタマイズ性が決め手

「システムの刷新を検討し始めたのは、2012年の後半からです。機能上の要件は、やはりシステムのレスポンス性です。また、一つの処理で固まってしまい、別の操作ができないことがないように、マルチタスクで動かせるシステムが必要でした」(高橋氏)

「パッケージシステムのカスタマイズ性というのもポイントでした。当初はパッケージにして、こちらの業務フローをパッケージに合わせようという議論もありましたが、当社特有の書類の回し方など、業務フローが複雑で、どうしてもカスタマイズが必要だったのです。そこで、柔軟にカスタマイズできるシステムという点も決め手となりました」(岸本氏)


設計本部 IT推進部
技師 高橋 克治氏

「設計側からいうと、ライセンス無制限で使える点です。従来のシステムは、処理が集中する時間帯にシステムが使えないことが多々ありました。そのため、残業や休日出勤をして、利用者が少ない時間帯に処理をすることもありましたので、そうした部分を改善したいと考えていました」(井上氏)


設計本部 プラスター第2設計部
主任技師 井上 誠氏

導入時の取り組み

カスタマイズに必要な業務の理解と、基幹システムとの連携にきめ細かく対応

2013年夏頃より始まった開発プロジェクト。従来のシステムは別メーカーのため、今回のプロジェクトは、『Hi-PerBT』への新規移行となりました。 「従来のPDMシステムもかなりカスタマイズしていたので、新しいシステムで、それまでできていたことができないというのは避けたいポイントでした。その点、日立ソリューションズ西日本のエンジニアには、要件定義の段階から、業務を理解することに注力していただいて、業務上の専門用語や当社固有の業務を理解し、カスタマイズをどう実現するかを検討していただきました」(高橋氏)

「見た目や画面のインターフェースは、従来のシステムから大きく変わりましたが、機能面でズレがないように、日立ソリューションズ西日本にはきめ細かく対応していただきました。従来のシステムをベースに、パッケージの標準機能は実機の画面を見せながら、カスタマイズ部分は、画面イメージを紙などで説明してくれたので、非常に安心できました」(林氏)

「開発の途中段階で随時、こちらの要望に対する説明や確認がありました。2014年に入り、完成した機能から順次、デモ機を使ってテストを行い、不具合の洗い出しや操作性の確認をしていきました」(井上氏)


設計本部 制御システム設計部
技師 林 由祐氏

機能の開発の段階で注力したのは、手配作業にかかる基幹システムとの連携

「システムの入れ替えで懸念していたのが、PDMと基幹システム(PMS:生産管理システム)の連携でした。設計者がPDMを使い、設計図面を書いて部品表(BOM)などを作成します。生産に向けた部品の手配をはじめるときに、設計者はBOMに従って部品の購入や組み立てを依頼します。その際、PDMからPMSに情報が連携されて、各部品サプライヤーに情報が流れて行きます。その手配部分の連携です。
部品は内製品なのか外製品なのか、内製用材料は社内にストックされているのか社外から購入する必要があるのかなど、色々なシチュエーションに分けて、手配先が異なります。PDMとPMSがうまく連携しないと、サプライヤーに情報が展開されないばかりか、そのことに製造の段階まで気づかないという可能性があります。そうならないよう、開発段階では、日立ソリューションズ西日本と当社のIT部門とで、連携を密にして開発していただきました」(井上氏)

導入の効果

レスポンス向上により作業時間を劇的に短縮、業務効率化にも寄与。 スムーズな移行とアフターフォローを高評価。

「まずはレスポンスの向上です。バッチ処理で行う手配処理の時間が、従来のシステムで3分〜5分かかっていたものが、1分くらいで終了するようになりました。今までは、当日中に手配が終わらないものは、翌日回しということで、スケジュールを組み直して対応していましたが、導入後は、そういうことは起きていません」(高橋氏)

「大きなトラブルもなく、スムーズに新システムに移行できました。使い勝手の面では、レスポンス向上による検索処理速度が上がりました。以前は待つことが当たり前でしたが、今はすぐに検索結果が表示されます。製品番号に部品を紐づける作業では、体感速度で5分の1くらいの時間で処理が完了します。以前は製品に対し部品を1個1個、紐づけていたのが、今は一括で選択して紐づけられるので、作業性も向上しています」(寺田氏)

「処理速度の遅さやライセンスの少なさといった設計部門からのクレームが、導入後はまったくなくなりました。また、社内からの問い合わせや、軽微な不具合に対する日立ソリューションズ西日本の対応が早いというのも特筆すべきポイントです」(高橋氏)

「導入後のアフターフォローはきめ細かくおこなっていただき、とても助かりました。当初の予定を上回る約1ヵ月半もの間、常駐いただき、操作に困ったときなどは、直接指導していただきました」(井上氏)

課題 導入後
データ量増大、システム老朽化によるパフォーマンス低下を解消したい。 対話の全階層正展開処理が1/10から1/24程度に大幅に短縮された。バッチの手配処理時間が、1/3から1/5程度に大幅に短縮された。
複雑な業務フロー、機能要求に対応できるよう、柔軟なカスタマイズ性を備えたシステムを導入したい。 自社開発製品の強みを活かし、柔軟なカスタマイズで対応。操作性も改善され業務効率が向上した。
ライセンス数に限りがあり、使い勝手が悪かったため、ライセンス無制限で使えるシステムを導入したい。 ライセンスの少なさにより、業務が停滞する等社内のクレームが、導入後はまったくなくなった。

今後の構想

今後もシステムの完成度を高める積極的な提案に期待

「機能面では原価機能を強化し、見積業務の効率アップを図っていきたいです。今回は、PDMのみの刷新だったので、インターフェースは変更しないという制約があったのですが、今後は、日立側から提案いただいたアイデアを活かしながら、連携する基幹システム側のインターフェースも改善していきたいと思っています」(高橋氏)

「技術情報や設計に必要なドキュメントなど、情報の一元化という点ではまだ改善の余地があります。技術情報を共有してミスを防ぐ仕組みを作ったり、文書管理機能を強化したりして、更なる設計業務の効率化と品質向上が図れたらと思います。
今後は、お客様の要望も高度化し、他社、海外の事業者と、ものづくりをする機会も増えてくると思います。例えば、図面や仕様書を英文化するとか、受注情報を複数社で共有するといった際に、翻訳機能や多言語化対応、または、アクセス権の管理といったセキュリティ機能を拡張し、お客様の要望に応えていくシステムに進化して欲しいです」(寺田氏)

「図面や手配関係のドキュメントの管理だけでなく、将来的には、その製品がどういう計画で製造されて、どのように設計されて、どう手配されて、製造後はどんなクレームがあったというような、製品のライフサイクル管理に関する情報を一元管理できるように進化して欲しいです」(林氏)

「情報の活用という点では、導入後のシステムでもまだ情報の蓄積が十分ではない面があります。当社には、代々培ってきた技術情報などがありますが、昔の紙ベースでの管理からWebベースの管理に移行して、社内の各所に、様々なフォーマットで情報が散在しているというのが現状です。また、生産管理やクレーム管理など、業務ごとにシステムがあるため、システム間のインターフェース連携も課題です。この『Hi-PerBT』が設計者としてのメインシステムになって、情報の一元管理のツールになって欲しいです」(井上氏)

電動サーボダイカストマシン Ds-350EX、電動サーボ射出成形機[小型シリーズ] Si-100-6

日立ソリューションズ西日本への期待

「今回のプロジェクトでは、日立ソリューションズ西日本には色々と細やかに対応していただきました。システムを切り替えることについて、当初は不安もありましたが、担当エンジニアの人柄もよく、今は日立にしてよかったと思っています。長く使っていけるシステムになるよう、システムの完成度を高めていく積極的な提案を期待します。お互い、長く付き合えるパートナーとしての関係を築いていきたいです」(岸本氏)

システム概要図

CADシステム(HICAD)、PDMシステム、PMSシステムを連携した構成です。

CADシステム(HICAD)とPDMシステムの連携
PDMシステムには、図面・品目・標準BOMのデータベースを配置し、CADシステムと連携しています。
PDMシステム
PDMシステムでは、図面・品目・標準BOMのデータベースから仕様変更伝票・出荷明細書・特注仕様書などの各種資料が出図できます。
PDMシステムとPMSシステムの連携
PMSシステムには製番(仕様)情報・手配情報・原価情報のデータベースを配置し、PMSシステムの製番情報はPDMシステムの標準BOMと連携しPDMシステムの製番BOMに展開します。この製番BOMは、PMSシステムの手配情報と連携しています。また、PMSシステムの原価情報からPDMシステムの製番BOMに情報を積み上げます。

『Hi-PerBT Advanced 図面管理』

『Hi-PerBT Advanced 図面管理』
企業の頭脳とも言える設計業務を効率化するパッケージの1つです。
図面情報を的確、迅速に電子化することで、図面管理業務を正規化し、ペーパーレス化を実現します。

『Hi-PerBT Advanced BOM』

『Hi-PerBT Advanced BOM』
企業の頭脳とも言える設計業務を効率化するパッケージの1つです。
製造業の基盤となる部品表情報を厳密、または自由にデータベース化することで、部品表管理業務を正規化し、変化への柔軟な対応を実現します。

その他の事例を見る

『Hi-PerBT Advanced 図面管理/BOM』に関するお問い合わせ

本件に関する詳細など、お問い合わせ、資料請求は右ボタンよりご連絡ください。

お問い合わせは下記のボタンよりご連絡ください。

資料請求・お問い合わせはこちら