2023年10月5日
株式会社日立ソリューションズ西日本
デザインシンキングを用いてダッシュボードを構築
設備データを収集・可視化する
「Hi-PerBT IoTモニタリングサービス」を提供開始
株式会社日立ソリューションズ西日本（本社：広島県広島市、取締役社長：臼杵 誠剛、以下、日立ソリューションズ西日本）は、既設の機器や設備のセンサー、制御デバイス（以下、PLC*1）を有効活用してデータを収集し、可視化する「Hi-PerBT IoTモニタリングサービス」を10月11日から提供開始します。
本サービスは、製造現場などで既に利用している機器や設備のセンサー、PLCを入れ替えることなくデータを収集する環境構築サービスと、収集したデータをクレンジングしダッシュボードに表示するチューニングサービスを提供します。本質的な課題を発見し解決するデザインシンキング*2の手法を用いて、お客さまの抱える課題発見を支援し、解決するためのダッシュボードを構築します。設計・開発作業はアジャイル方式を採用することで、スピーディーにサービスの提供を実現します。
また、オプションとして、クレンジングした情報を表やグラフ形式で表示し、自動でファイル出力する報告書作成サービスや、運用サポートサービスも提供します。
これらにより、日立ソリューションズ西日本は、遠隔による現場状況の一元管理、人的ミスの減少やリアルタイム監視による業務改善、業務の汎用化支援を通して、お客さまのDX（デジタルトランスフォーメーション）を支援していきます。
近年、さまざまな分野でIoT（Internet of Things）の活用が進んでいますが、導入したもののノウハウ不足や現場に定着しないことから、効果的に活用できていない企業も少なくありません。製造現場では、人の目視確認による多大な労力消耗、記入ミスなどによる稼働効率の低下、不要な消耗品の発注などの課題を抱えています。また、社会インフラ設備を抱える事業者においては、設備の点検作業の属人化や離れた現場への移動、作業員の安全確保が課題となっています。
本サービスはこのような課題の解決を支援します。
本質的な課題を発見し解決するデザインシンキングの手法を用いて、お客さまとの協創により、現場の課題解決のためのダッシュボード表示や定めたしきい値超過時のアラート発報を提供します。
例えば、製造現場で機器ごとの稼働時間や消耗品の交換時期の把握が課題であれば、ダッシュボードで稼働状況を一元管理し、消耗品の交換時期をメールで通知するなど課題解決を支援します。
現場の課題や設備などのヒアリングを実施してから、アジャイル方式でダッシュボードの作成を行います。
ダッシュボードの内容をお客さまと一緒に確認しながらフィードバックを繰り返すため後戻りを防ぐことができ、最短3ヶ月でサービス導入が可能です。また、設計着手から早い段階で現場の担当者がダッシュボードに触れることができるため、導入後のスムーズな運用が可能です。
データ収集は、株式会社デンソーウェーブの「IoT Data Share」を採用しています。汎用的な通信プロトコル（MQTT、Modbus/TCP、OPC-UAなど）に対応できるため、既設の機器や設備のセンサーなどを有効活用したデータ収集・加工ができます。
| 区分 | サービス名 | 概要 |
|---|---|---|
| 基本 | 環境構築サービス | お客さまの機器・設備からデータを収集し、時系列DBに蓄積する環境を構築し提供します。 |
| チューニングサービス | 環境構築サービスにより収集した情報のクレンジング・演算を行い、ダッシュボードに表示するためのチューニングを行います。また、メールサーバーと連携し、定めた条件（しきい値越えなど）に合致した際にメールによる通知を行う環境を構築し提供します。 | |
| オプション | 報告書作成サービス | 報告書作成を行う環境を構築し提供します。 |
| 運用サポートサービス | 運用中のトラブルに対する復旧支援対応、サービスに使用するソフトウェア（OSS含む）に対するアップデート情報を提供します。 |
2023年10月11日
個別見積
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担当：田中 滋（たなか しげる）
E-mail：hsw-iotmscontact@mlc.hitachi-solutions.com
ホームページからのお問い合わせ：https://www.hitachi-solutions-west.co.jp/inquiry/
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担当：高下 美希（こうげ みき）、廣納 守（ひろのう まもる）
E-mail：hsw-koho@hitachi-solutions.com
